好きなビートルズの曲の全訳ブログ

ビートルズの曲を気ままに訳していきます

Hey Jude

(John Lennon & Paul McCartney)

 

Hey Jude, don't make it bad

(なあジュード 悪く考えるな)

Take a sad song and make it better

(悲しい歌も気持ち一つで明るくなる)

Remember to let her into your heart

(彼女を君の心に受け入れることだ)

Then you can start to make it better

(そうすればすべては好転するだろう)

 

Hey Jude, don't be afraid

(なあジュード こわがるな)

You were made to go out and get her

(行動を起こして彼女を手に入れるんだ)

The minute you let her under your skin

(彼女を君の一部として受け入れてごらん)

Then you begin to make it better

(途端にすべては好転するだろう)

 

And any time you feel the pain

 (たとえどんなに苦しくたって)

Hey Jude, refrain

 (なあジュード くじけるな)

Don't carry the world upon your shoulders

 (何もかもひとりで背負い込むことはないんだよ)

For well you know  that it's a fool who plays it cool

 (君はクールを気取っている奴が馬鹿だって知ってるだろ)

By making his world a little colder

 (自分の人生を冷ややかなものにしてまでさ)

 

Hey Jude, don't let me down

(なあジュード がっかりさせないでくれ)

You have found her now go and get her

(せっかく見つけた彼女を手に入れずにどうする?)

Remember to let her into your heart

(彼女を君の心に受け入れることだ)

Then you can start to make it better

(そうすればすべてが好転するだろう)

 

So let it out and let it in

 (心を開いて迎え入れればいい)

Hey Jude, begin

 (なあジュード スタートを切れよ)

You're waiting for someone to perform with

(誰かが助け舟を出すのを待ってるのか?)

And don't you know that it's just you

(それじゃあだめだ 君じゃなきゃできないことだ)

Hey Jude, you'll do

(なあジュード 君次第だ)

The movement you need is on your shoulder

 (君が自分で何とかするしかない)

 

Hey Jude, don't make it bad

(なあジュード 悪く考えるな)

Take a sad song and make it better

(悲しい歌も気持ち一つで明るくなる)

Remember to let her into your skin

(彼女を君の心に受け入れることだ)

Then you can start to make it better

(そうすればすべては好転するだろう)

 

 

この曲は1968年に発売されたシングル曲である。

名義はレノン=マッカートニーとなっているが、実際は単独でポールが作詞作曲をした曲。

学校の音楽の教科書にも載っていたりするのでビートルズを知らない方でも聴いたことがある方は多いかもしれない。

 

曲自体はジョンとオノ・ヨーコの不倫により、妻のシンシアと険悪になっていることを気にかけたポールが、ジョンの息子のジュリアンのために作ったともいわれている。

ポールは歌詞の一部「The movement you need is on your shoulder(君が自分で何とかするしかない)」を削除するつもりだったようだが、ジョンから「この曲の中で一番最高の部分だから残しておけよ」と言われ残したエピソードがある。

ポールは「この歌を歌う時は今でもジョンを想い感傷的になる」と述べている。

 

2012年のロンドンオリンピックの開幕式のトリで、ポールが「Hey Jude」を8万人の観客と一緒に大合唱したときは震えが止まらなかったのを覚えている。

また観ていた方はわかるとおもうが「na na na...」の大合唱は、開会式にして閉会式の大クライマックスのようで「ロンドン五輪これで終わりでいいじゃん(笑)」と笑ってしまった。

 

曲全体で7分を超えるのはビートルズとしては非常に珍しく、また当時のポップミュージックとしても異例だったようで、ポールの先進性、独創性が垣間見える。