好きなビートルズの曲の全訳ブログ

ビートルズの曲を気ままに訳していきます

Norwegian Wood(This Bird Has Flown)

(John Lennon & Paul McCartney)

 

 

I once had a girl

(ある時女をひっかけた)

Or should I say she once had me

(それともこっちがひっかけられたのか)

She showed me her room

(彼女は部屋に僕を招いた)

Isn't it good, Norwegian wood

(素敵な部屋でしょう? ノルウェーの森みたいで)

 

She asked me to stay

(泊っていってと彼女はいい)

And she told me to sit anywhere

(好きなところに座るよう僕に促した)

So I looked around

(そこで僕は部屋を見回し)

And I noticed there wasn't a chair

(椅子が一つもないのに気づいた)

 

I sat on a rug, binding my time

(敷物の上に腰を下ろし 時間をつぶす)

Drinking her wine

(ワインを飲みながら)

We talked untill two

(すっかり話し込んで2時になった)

And then she said, "It's time for bed"

(すると彼女は「もう寝なくちゃ」といった)

 

She told me she worked in the morning

(彼女は朝から仕事があるといった)

And started to laugh

(そしておかしそうに笑った)

I told her I didn't

(こっちは暇だと言ってみても始まらず)

And crawled off to sleep in the bath

(仕方なく風呂で寝ることにした)

 

And when I awake I was alone

(翌朝 目が覚めると僕はひとり)

This bird has flown

(可愛い小鳥は飛んでいってしまった)

So I lit a fire

(僕は暖炉に火をくべた) 

Isn't it good, Norwegian wood

(いいじゃないか ノルウェーの森みたいで)

 

 

この曲は1965年に発売されたアルバム『Rubber Soul』に収録された曲である。

「Norwegian wood」はノルウェー産の松の木で作られたウッド調の部屋をあらわしていて、これを「ノルウェーの森」と表現しているとされる。

最後の「I lit a fire」については「明かりをつける」「暖炉に火をつける」などと訳されることが多いが、直訳は「火をつける」という意味。

実際にポールは、男を風呂場で寝かせたことに対する復讐でその場所を燃やしてしまうということにしたと言っているので、そのようにとらえた場合は少し狂気性も感じる内容となる。